SCSIハードディスク置換え製品「3.5SCSIのSATA/CF」2タイプ

　加賀電子は２６日、子会社であるワークビットが開発した「３.５ＳＣＳＩユニットシリーズ」と「２.５インチＳＡＴＡハードディスク」などを組み合わせた「ＳＣＳＩハードディスク置き換え製品」の取り扱いを開始したと発表した。

　 ３.５ＳＣＳＩユニットシリーズは、２.５インチＳＡＴＡハードディスク、２.５インチＳＡＴＡＳＳＤ、またはコンパクトフラッシュ（ＣＦ）をＳＣＳＩインターフェイスに接続することが可能。ユニット筐体の外形および、ねじ穴位置は３.５インチＳＣＳＩハードディスクと同形状で、３.５インチＳＣＳＩハードディスクの代替として使用できる。

　 同社は、ＯＥＭ向け製品としてこのほど販売を開始。「３.５ＳＣＳＩユニットＳＡＴＡタイプ」と「３.５ＳＣＳＩユニットＣＦタイプ」の２種類を提供する。

　 ３.５インチＳＣＳＩハードディスクは、企業用サーバーやＡＴＭなどで利用するストレージシステムにこれまで使用されてきているが、近年、ハードディスクメーカー各社はインターフェイスをＳＣＳＩからＳＡＴＡへ移行している。そのため、ＳＣＳＩ製品の生産や販売を終了するケースが出てきている。

　 同社によると、こうした背景から、機器メーカーは今後の保守対応用途として、３.５インチＳＣＳＩハードディスクの在庫確保や代替品への置き換えを検討し始めているという。