100727_02
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
7月27日 |
100727_02 |
太陽誘電 |
受動部品 |
フィルタ |
移動体通信機器用 |
携帯電話向け2012サイズの積層ダイプレクサ2品種
太陽誘電は、携帯電話の通信規格で利用する周波数帯(セルラーバンド)向け2012サイズ積層ダイプレクサ「FI212P089208」「FI212P089213」を商品化する。8月から、玉村工場(群馬県佐波郡玉村町)で月産700万個体制で量産を開始する。サンプル価格はいずれも50円。
先に開発した高周波積層デュアルローパスフィルターとともに、無線LANやブルートゥース、GPSなどの非セルラーバンド向け積層フィルター、チップアンテナで培った技術を、セルラーバンド向け積層ダイプレクサに展開した。
また、3月末に富士通メディアデバイスから通信デバイス事業の事業譲渡を受けた太陽誘電モバイルテクノロジーの高周波部品もラインアップに加え、セルラーバンド向け高周波部品市場に、より幅広い提案を行っていく。
スマートフォンなどの携帯電話では、複数の周波数帯の非セルラーバンド無線通信が採用されるとともに、セルラーバンドでも通信速度の向上や地域ごとに異なる通信方式、周波数帯に対応するため、10種類近い周波数帯を使用する機種も登場。さらに、今後も新しい通信方式への対応などで使用する周波数帯がさらに増加し、単一のアンテナで対応することが困難になることが予想される。
同社では、高い設計技術、薄層化を含めた積層セラミック技術、高周波材料技術、シミュレーション技術で積層ダイプレクサの小型化を実現した。これによって、実装面積の増加を抑制することが可能。また、部品を提供するだけでなく、機器設計時の問題に対して、ユーザー仕様に合わせた最適なソリューションの提供とサポートも行っている。
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