電波プロダクトニュース



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日付 メーカー名 製品分類 分類 用途
7月21日100721_06 ソニー/東北大学 半導体素子 光半導体 一般産業用

ピーク出力が世界最高値の100倍の青紫色超短パルス半導体レーザー


 ソニーの先端マテリアル研究所と東北大学未来科学技術共同研究センターの横山弘之教授は、レーザー光のピーク出力を従来の世界最高値から100倍向上させた青紫色超短パルス半導体レーザーを開発した。開発に成功したのは独自構造窒化ガリウム(GaN)系モード同期型半導体レーザー。波長405ナノメートルの青紫色領域で、3ピコ秒(ピコは1秒の1兆分の1)の超短時間幅、100Wの超高出力ピーク出力、1ギガヘルツの繰り返し周波数を持つ、光パルスを発生できる。

  高強度を実現したことで2光子吸収と呼ばれる非線形現象を利用することが可能。レーザー光をレンズで集光した場合、焦点付近でだけ、レンズの焦点スポット径より小さい領域で化学変化や熱変化を起こすことができる。

  これにより、ナノメートルオーダーの3次元微細加工や次世代大容量光ディスク記録などへの応用の可能性があるとみられる。今後は高出力化や多機能化など基盤技術の育成を進めるとともに、システムの小型化や安定化など実用化を目指す。


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