100719_01
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
7月19日 |
100719_01 |
ルネサスエレクトロニクス |
半導体素子 |
ディスクリート |
パソコン・OA機器・LAN用 |
PC用DCーDCコンバータ向けパワーMOSFET3品種
ルネサスエレクトロニクスは、サーバー、ノートPCなどのDC―DCコンバータを高効率化するパワーMOSFET3品種のサンプル出荷を8月から開始する。サンプル価格は35―50円。
新製品3種は、バッテリから供給される12Vの電圧をCPU向けに1.05Vに降圧するなどのCPUや、メモリー用電圧変換回路で使用する制御用パワーMOSFET。
微細化を進めるなどした同社最新の第12世代プロセスを採用し、パワーMOSFETの重要な特性である総合性能とゲートドレインチャージ容量の積を従来品と比べ40%改善した。電圧変換時の電力損失を低減し、DC―DCコンバータの効率が図れる。
耐圧は25V。最大電流は40A品(型番=RJK0210DPA)、30A品(同RJK0211DPA)、25A品(同RJK0212DPA)の3種ある。総合性能は、RJK0210DPAで10.07mΩ・nC。ほかの2種も含めて、最も高い総合性能を誇った第10世代プロセス品に比べ、約40%改善している。
DC―DCコンバータでは制御用と同期整流用の二つのパワーMOSFETを交互に切り替えて電圧を変換する。制御用の同0210DPAとともに、同期整流用に第11世代プロセス品「RJK0208DPA」を使用して、12Vから1.05Vに降圧する際の電力変換効率は最大90.6%(出力電流18A時)、出力電流40A時は86.6%の高効率を達成している(いずれも300キロヘルツスイッチング、2フェーズ構成時)。
新製品3種は、5.1×6.1×0.8ミリメートルサイズの高放熱外形「WPAK」を使用。パッケージ裏面にダイパッドを備え、パワーMOSFETが動作時に発する熱を基板へ放熱できる構造となっている。 |