100709_01
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
7月9日 |
100709_01 |
アルプス電気 |
接続部品 |
スイッチ・リレー・ヒューズ |
一般産業用 |
2回路しゅう動接点式マイクロスイッチ「SPVQ9シリーズ」
アルプス電気は8日、業界初の2回路しゅう動接点式マイクロスイッチ「SPVQ9シリーズ」を開発、今月からサンプル出荷を開始すると発表した。量産開始は8月を予定している。
マイクロスイッチは、メカ動作位置検知のほか、操作スイッチユニット内で操作検知用スイッチとしても広く使用され、一例として車のエレクトリカル・パーキングブレーキ(EPB)がある。こうした機構では安全性確保のため、回路を2重化するなどシステムの冗長性確保が行われる。
EPBは従来、2個のマイクロスイッチを使用し、冗長性を確保していたが、低速で動作を取ると各スイッチのオン/オフの同期タイミングがずれるなどの問題があり、確実な回路との同期と、あらゆる操作スピードでも安定接触するマイクロスイッチが求められていた。
新製品はこうしたニーズに対応したもの。固定接点を両側から挟み込むクリップタイプの両面しゅう動接点構造により、ちり、ほこり、振動や衝撃に強い高接触信頼性を実現する。
しゅう動接点は、可動接点が常に固定接点を挟み込む構造で、スイッチの押し始めから押し切るまでどの範囲でも接点にかかる圧力を一定に保つ。スナップアクション構造採用で、常に安定した接触が得られる。
2回路間の切り替えタイミングは、どんな操作速度でも15ms以下で切り替わる。1個のスイッチでフェイルセーフシステム構築が可能で、機器のコストダウンや搭載スペース圧縮に貢献する。IP67準拠。
サンプル価格は350円。生産は中国・無錫アルプスで11年10月には月産40万個を予定する。
|