100503_03
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
5月3日 |
100503_03 |
日立電線 |
接続部品 |
コネクタ・プラグ・ジャック・ソケット |
一般産業用 |
超小型RFIDチップ内蔵の電力・通信ケーブル
日立電線は、電気工事の作業効率や信頼性向上のため、日立製作所と日立化成工業、日立プラントテクノロジー、日立GEニュークリア・エナジーの協力により超小型RFIDチップ「ミューチップ」を内蔵した電力・通信ケーブルを開発した。
発電所などの大型プラントでは多くの電力・通信ケーブルが敷設され、電気工事の作業効率や信頼性向上のためにケーブルへのタグ取り付けなどで型番や製造ロット、用途などの個体情報の識別を行う。だが、タグ取り付けは人手に頼ることが多く、工事現場での負担軽減が課題だった。
新製品は、こうしたニーズに対応して開発したもの。日立製作所が開発した超小型RFIDチップは耐熱性と耐放射線性に優れ、信頼性の高い個体情報を付けることができる。
ケーブル開発では、日立化成がミューチップにアンテナを取り付け、テープ状のRFIDに加工し、日立電線がRFIDをケーブル全長に埋め込んだ。日立プラントおよび日立GEニュークリア・エナジーの協力により、工事現場を想定した模擬実験を行った。
ケーブル製造時にRFIDを埋め込むため、正確に型番や製造ロットなどの個体情報を管理できる。全長にわたりRFIDが埋め込んであるため、ケーブルのどの場所からでも個体情報を読み取れる。プラントへのケーブル敷設前に個体情報と用途をデータベース上で関連付けることで、既設のケーブルの用途を正確に識別できる。
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