100429_02
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
4月29日 |
100429_02 |
新日本無線 |
半導体集積回路 |
マイコン・DSP |
一般民生用 |
3種類の出力が選択できるオーディオ用DSPと広帯域ADコンバータ
新日本無線は、スピーカシステムなどのオーディオ機器市場で、機種ごとの個別設計の手間を軽減できる広帯域対応ADコンバータ「NJU3610FR3」と、プログラムをカスタマイズでき3種の出力形式が選択できるオーディオ用DSP「NJU26060V」のサンプル出荷を開始した。両製品を使用することで、DSP周辺回路を異なる機種でも統一できる。
オーディオ用DSP「NJU26060V」は、24ビット固定小数点DSP。様々な音響効果を実現するソフトウエアプログラムを格納するメモリーに、1回書き込み対応のPROM(OTP)を採用。自由に音響効果技術を選択できる。
また出力形式は、I2S(ステレオ3系統)、光出力用のDIT(1系統)に加え、スピーカ駆動に最適化したPWM(ステレオ2系統)の3形式に対応している。出力形式の異なる機種でも部品や設計変更なしに対応できる。
さらに、サンプリングレートコンバータを搭載し、8キロ―192キロヘルツのサンプリング周波数の音源に対応。サンプリングレートコンバータは、48キロヘルツに変換する同期処理を行う。3入力1出力のセレクタも搭載している。
ADコンバータ「NJU3610FR3」は、サンプリングレート8キロ―192キロヘルツの広帯域に対応。
■ 消費電力31以下
オーディオ用ADCとしては、高周波の192キロヘルツに対応するが、デジタル部を1.8Vの低電圧動作化するなど、プロセス、回路設計を工夫。消費電力は競合他社品に比べ3分の1以下に抑えた。
1.8Vと3.3Vの2電源動作とともに、内蔵レギュレータによる3.3V単一電源動作にも対応。ダイナミックレンジ、SN比は96キロヘルツ、3.3V電源時100デシベルと、ミドルレンジクラスのオーディオ機器に対応できる性能を備えている。
両製品とも今月から量産を開始する予定。サンプル価格は、NJU26060Vが1千円、NJU3610FR3が500円となっている。
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