超小型マイクロSDカード用コネクタ「ST10シリーズ」

　日本航空電子工業は、同社従来品比で体積を２割カットし、業界最小クラスを実現したマイクロＳＤカード用コネクタ「ＳＴ１０シリーズ」を開発した。

　 新製品は、マイクロＳＤカード用プッシュ―プッシュ機構ノーマル実装タイプコネクタで、同社従来品のプッシュ―プッシュタイプ（ＳＴ９シリーズ）と比較して高さを１４％、底面積を６％それぞれ削減し、体積を約２割削減した。

　 ４点のホールドダウン（接地用端子）でバランスの良いＥＭＩ対策構造。高さ１.２５×幅１３.２×奥行１４.８５ミリメートルの薄型構造（カードを含む奥行き寸法は１６.７５ミリメートル）。エンボステーピングによる自動実装に対応する（セカンドリフロー対応）。

　 ハロゲンフリー。カード挿入有無検出機構付き（Ｄ―ＳＷ）、ノーマリーオープンタイプ。カードロック機構付き。

　 カードの挿抜が容易なプッシュストローク１ミリメートル、カードイジェクト寸法３.１ミリメートルを確保。カード飛び出し防止構造でカードの紛失を防止。

　 適用市場は、携帯電話、スマートフォン、ＤＳＣなどのマイクロＳＤカード搭載機器。

　 一般仕様は、極数は８極プラス２極（Ｄ―ＳＷ）。接触抵抗１００ｍΩ以下。耐電圧ＡＣ５００Ｖｒｍｓ　１分間。使用温度マイナス２５―プラス８５度Ｃ。定格電流０.５Ａ/１端子。定格電圧１０Ｖ/１端子。寿命１万回。

　 サンプル価格は２００円。販売見込みは月間５０万個。