100409_02
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
4月9日 |
100409_02 |
TDK-EPC |
受動部品 |
フィルタ |
移動体通信機器用 |
高速差動伝送回路向け薄膜コモンモードフィルター「TCE1210」
TDKのグループ会社であるTDK―EPCは、高速差動伝送におけるコモンモードノイズ対策と静電気(ESD)対策を一つの部品で可能にした複合型の薄膜コモンモードフィルター「TCE1210」を業界で初めて開発した。
当初、月間1千万個で量産を開始する。サンプル価格は50円/個。2ラインの対策を同時に可能にした1606サイズのアレイタイプも供給を始める。
新製品は、TDK独自の薄膜での回路形成技術、材料技術を生かし、従来コモンモードノイズ対策機能だけだった内部構造に、ESDサプレッサ機能を付加した複合化技術を採用した。
これによって、コモンモードフィルターとESD対策部品(バリスタやESDサプレッサなど)をそれぞれ使用していた回路で新製品に置き換えることで、部品点数の削減と実装面積の削減を同時に実現できることになる。
低容量化の実現で、特性インピーダンスへの影響がほとんどないことも合わせて、携帯電話やデジカメ、携帯音楽プレヤーといった携帯機器をはじめとする民生機器のHDMI、USB3.0、シリアルATAなどの高速差動伝送回路に最適。
サイズは1.25×1×0.6ミリメートル。カットオフ周波数は5ギガヘルツ。コモンモードインピーダンスは90プラスマイナス25Ω。定格電流は100mA。ESD耐久性は国際サージ規格・IEC61000―4―2に対応する。
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