100331_02
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
3月31日 |
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TDK |
ユニット |
記憶ユニット |
一般産業用 |
1.8インチ型の半分のサイズで32GBのハーフスリムタイプSSD
TDKは30日、1.8インチHDDの半分のサイズで最大32ギガバイトを実現するハーフスリムタイプのSSD(ソリッド・ステート・ドライブ)モジュール「SHG2A」シリーズを商品化、4月からの販売開始を発表した。台湾のEMS企業で生産、当初月産2万個でスタート、年内に5万個まで引き上げる計画。
「寿命診断ソフト」を世界で初めて一般公開(HPからダウンロード可能)、顧客がシステム上で寿命を診断、ハーフスリムSSD寿命を簡単に検出できるのも大きな特徴。国内初の長寿命型SLC(シングル・レベル・セル)フラッシュメモリーを採用、内部電源保護回路により、業界最高レベルの電断耐性を達成、産業用から情報・通信、民生、車載電装まで幅広い分野をカバーする。
SHG2AはSSDの性能およびデータ信頼性を左右するメモリーコントローラICに自社開発のGBDriverRS2シリーズを搭載。リード95メガバイト/秒、ライト55メガバイト/秒の高速アクセスを実現するとともに、15ビット/sectorECCまで拡張可能な強力なエラー訂正機能を装備、高いデータ信頼性を実現している。新規開発のスタティック・ウェアレベリングアルゴリズムにより、全メモリー領域について、書き換え(消去)回数をカウントし、均等にブロックの書き換えを行う。これによって、フラッシュメモリーストレージとして飛躍的に書換え寿命を向上。SSD容量1ギガバイトの場合で、許容アクセス回数は10年で1.23回(1秒当たり、24時間365日稼働)。
また、電源保護回路搭載で電源断エラーを未然に防止、同時に、データ読み出しを繰り返すことで発生するリードディスターブエラーを自動修復するオートリカバリ機能を搭載。CE、FCC、VCCIなど関連規格も取得している。
ハーフスリムSSDは現在、JEDECとSATAIO(SATA国際機構)で標準化が進められ、年内にも固まる見通しであることから、世界のSSD関連メーカーが製品化に力を入れる。TDKでは、専任のFAE(フィールド・アプリケーション・エンジニア)制度による技術サポートに万全を期す。
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