100322_01
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
3月22日 |
100322_01 |
STマイクロエレクトロニクス |
半導体集積回路 |
専用IC |
パソコン・OA機器・LAN用 |
DDR3 DRAMモジュール向け温度センサーIC「STTS2002」
スイスのSTマイクロエレクトロニクスは、PCから高性能サーバーまで広範囲のコンピュータに搭載されるDDR3 DRAMモジュール向けに、最新のJEDEC TSE2002規格に準拠したSPD(シリアル・プレゼンス・ディテクト)・EEPROMと高精度温度センサーを統合した温度センサーIC「STTS2002」を発表した。競合製品に比べ30%、消費電流を低減できるという。
同ICは、DDR3 DIMMモジュールの温度がプログラムされた閾値を超えると、これを温度センサーによって検知できるため、システム内のCPU とチップセットは温度ベースのスロットリング機能「CLTT(クローズド・ループ・サーマル・スロットリング)」を実行できる。
CLTTは、メモリーモジュールの過熱を防止することで信頼性と消費電力の最適化を保証する。たとえば高速・大容量DRAMの小型製品への採用が加速するにつれ、メモリー製品の過熱の危険性が増加しているが、CLTTは過度の温度上昇を検知するとデータ処理速度を動的に低下させることができるため、温度が許容範囲内に戻るまでの間、メモリーの消費電力は減少する。
「STTS2002」は、形状、機能、性能面でJEDEC TSE2002規格に準拠し、業界標準SMBus(システム管理バス)インターフェイス上で、SPDと温度データの通信を行う。また競合製品に比べ30%も消費電流が低いため、システム全体の消費電力への影響を抑えることも可能だ。
同ICの動作電圧範囲は2.3―3.6V。JEDEC規格のTDFN8パッケージで現在サンプル出荷中。単価は1万個以上の一括購入で約0.4ドル。
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