電源1.65Vで動作するSPI　NOR型シリアルフラッシュメモリとマイコン

　三洋半導体（田端輝夫社長）は国内で初めて電源電圧１.６５Ｖに対応、セット内の電源合理化を可能にするＳＰＩ　ＮＯＲ型低電圧シリアルフラッシュメモリー「ＬＥ２５ＦＳ４０６シリーズ」を開発、３月からサンプル出荷を開始する。サンプル価格は２００円から。また、フレキシブルアンプを内蔵し、アナログ機能を強化し、幅広い用途に使用可能な超低消費電力の８ビット汎用フラッシュマイコン「ＬＣ８７ＦＢ４０８Ａ」も開発、５月からサンプル出荷を開始する。

　 ＬＥ２５ＦＳ４０６は１.８Ｖ単一電源（ｍｉｎ１.６５Ｖ）での動作を実現し、ＤＤＲ２　ＳＤＲＡＭなどの１.８Ｖ系で動作する他部品と共通の電源使用を可能にする。

　 これにより、低電圧電源の採用によるセットの消費電力の低減やセット内部の電源系統数の削減による基板面積の縮小、セットのコストダウンに貢献。ピン配置は従来品と同等。メモリー容量は４メガビット。月産１００万個を計画。

　 ＬＣ８７ＦＢ４０８Ａは愛称「ＥａｓｙＭｉｃｏｎ」。フレキシブルアンプを２チャンネル内蔵することで、自由度の高い設計が可能。アナログ機能を強化しながらも、消費電力は業界トップクラスの０.４μＡを実現している。対象アプリケーションはモバイル製品、充電器制御、シェーバー、太陽電池を使用した機器、音声出力制御など。

月産５０万個を計画。