絶縁型電源内蔵2チャンネルRS232μModuleトランシーバ

　リニアテクノロジーは、絶縁型電源を内蔵した２チャンネル絶縁型ＲＳ２３２μＭｏｄｕｌｅトランシーバ「ＬＴＭ２８８２」を発売した。１千個購入時の単価は８４３円。入力電源電圧３.３Ｖ品と５Ｖ品の２種がある。用途は産業用通信や測定機器など。

　 ＲＳ２３２システムでは、グランド電位はノードによる変動が大きく、しばしば許容範囲を超え、通信の遮断や、トランシーバの破壊を引き起こす恐れがある。

　 新製品は誘導性素子による信号絶縁機能を使用し、ロジックレベルインターフェイスと、ライントランシーバを絶縁。

　 グランドループを切断するため、同相電圧範囲が大きく広がり、１ｋＶ/μｓ以上の同相除去比を実現する。

　 低ＥＭＩのＤＣ―ＤＣコンバータがＲＳ２３２レベルをドライブする電源を生成し、あらゆる外付け部品に電力を供給する、追加の絶縁型５Ｖ電源出力も提供する。

　 また、２５００Ｖｒｍｓのガルバニック絶縁、補助電源、２個のＲＳ２３２準拠トランスミッタ/レシーバを搭載し、外付け部品が不要となっている。

　 パッケージは、１１.２５×１５×２.８ミリサイズのＬＧＡパッケージ、ＢＧＡパッケージを採用している。