欧州高速ケーブルTV規格のセットトップ端末向けICチップ「STi7141」

　スイスのＳＴＭは、欧州の次世代高速ケーブルテレビ規格「ユーロＤＯＣＳＩＳ２.０」の認証を得たセットトップ端末（ＳＴＢ）向けのＩＣチップ「ＳＴｉ７１４１」を開発、今月から出荷を予定している。

　 同チップはＭＰＥＧ４/Ｈ・２６４/ＶＣ１などのＨＤ放送規格をサポートするほか、同チップを搭載したＤＯＣＳＩＳ/ユーロＤＯＣＳＩＳ２.０規格準拠のケーブルモデムにより、インターネットやＩＰベースの双方向テレビなどに対応したテレビ受信機が可能になる。

　 ＳＴＢメーカーの市場投入時期を早める同チップ搭載のレファレンスデザイン（基準設計）は今年第１四半期出荷の予定。

　ＳＴＭはさらに、フルＨＤ画像を実現するＳｏＣ（シリコン・オン・チップ）「ＦＬＩ７５１０」のサンプルを顧客向けに出荷開始した。７日、ラスベガスで開幕のＣＥＳでデモを行う予定。