電波プロダクトニュース



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日付 メーカー名 製品分類 分類 用途
12月11日091211_02 アルプス電気 ユニット センサーモジュール 移動体通信機器用

ジャイロ機能付き3軸地磁気センサー「HSCDシリーズ」


 アルプス電気は10日、携帯電話や腕時計などの小型携帯機器向けに、ジャイロ機能付き3軸地磁気センサー「HSCDシリーズ」を開発、今月から量産を開始したと発表した。

  最近の携帯電話は、GPS機能に加えて、エンターテインメント的機能として、スイング動作など、携帯電話本体を振ったり、傾けたりすることで操作するモーションアプリケーションなどを搭載した機種も増加している。このためには、ユーザーが移動している方角を検知したり、端末の傾きや傾けた速度などを検知するセンサーが必要となる。

  新製品は、地磁気を3軸方向で検知することによって、電子コンパス機能に加え、角速度検出機能を付加した地磁気センサー。電子コンパス機能では、同社独自構造の磁気素子を利用することで安定した方位検知精度を実現する。

  動いた角度やその動作速度を測る角速度検出では、通常のジャイロセンサーでは小型化や低消費電力化に課題があった。新製品は、3軸方向で検知した地磁気のデータを独自開発のソフトウエアで処理することで、3軸での角速度検出機能(ジャイロ機能)を実現した。小型携帯機器内への搭載を想定し、センサー素子に独自のシールド構造を構築して外乱磁場耐性を向上させている。

  サンプル価格は1千円(税込み)。10年3月には長岡工場(新潟県長岡市)で月産100万個の生産を予定する。

  外形サイズは2.5×2.5×0.7ミリメートル。測定磁界範囲プラスマイナス0.6mT。出力分解能0.5μT/LSB。動作温度マイナス20―プラス85度C。




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