超低入力電圧源で動作する昇圧DC-DCコンバータ「LTC3108」

　リニアテクノロジーは、熱電発電機（ＴＥＧ）、サーモパイル、小型太陽電池などの超低入力電圧源で起動し動作する昇圧ＤＣ―ＤＣコンバータ「ＬＴＣ３１０８」を発売した。価格は１千個受注時、２９５円からとなっている。

　新製品は、自己共振方式を採用し、２０ｍＶの低電圧から昇圧を行える。メーン出力は、２.３５Ｖ、３.３Ｖ、４.１Ｖ、５Ｖの４種類のいずれか１つをピンで選択できる。また内蔵の２.２ＶＬＤＯ（低ドロップアウト）から外部のマイコンにも電力供給できる。

　さらに１つのスイッチを備えた出力があり、マイクロパワーのシャットダウン機能を備えていないデバイスに電力供給できる。

　蓄電コンデンサを追加することで、入力エネルギー源を利用できない場合でも、連続して電力を供給する。

　消費電流は６μＡ以下と小さく、高効率動作が可能。可能な限り高速で出力蓄電コンデンサを充電できる。

　パッケージは、３×４ミリサイズＤＦＮパッケージと１６ピンＳＳＯＰパッケージの２種類がある。