091201_02
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
12月1日 |
091201_02 |
沖電線/日本航空電子 |
光関連部品 |
光部品、光モジュール |
一般産業用 |
電源供給可能なコネクタ付光ファイバーケーブル
沖電線と日本航空電子工業は11月30日、電源供給が可能なコネクタ付き光ファイバケーブルを共同開発したと発表した。業界初の細径電源サプライ型光ファイバケーブルとして、10年4月からの販売開始を予定する。
FAや電車の車両向けに利用されている大口径H―PCF光ファイバとF07型コネクタをベースに、光ファイバを電源ラインで包み込む技術開発に成功した。電源供給機能を持つため、端末装置の小型化や低コスト化が図れる。今後、需要拡大が見込まれる車載モニターや監視カメラなどにも利用可能。
大口径H―PCFとF07型コネクタ採用の光ファイバケーブルは、ノイズの影響を受けないという特徴を持ち、現在、高速伝送・低価格での伝送路が求められる産業装置や電車の車両用などに使用されている。
今後、モニターやカメラなどを使用した画像伝送のニーズが高まるとともに、高速化・高精度化が要求される車載用や、劣悪な環境下での監視用途などでの利用が期待されているが、これまで電源供給線が組み込まれていないため、ファイバ先端での電源供給が必要な監視カメラ用システムなどでは設置に制約があった。
開発品は、光ファイバ芯線の周りに電源供給用中空導体を包み込ませる形で電源ラインを形成することにより、外部の電源供給が不要で、端末の小型化や低コスト化、設計の自由度が図れる。独自構造により、従来の光ファイバケーブルとコネクタと同形状・同サイズを実現し、ケーブル強度向上とともに、電源供給機能も供給できる。フェルール先端部分は絶縁カバーを施し、電気短絡を防止する構造。
|