091119_02
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
11月19日 |
091119_02 |
ヨコオ |
接続部品 |
コネクタ・プラグ・ジャック・ソケット |
一般産業用 |
高周波検査治具で65ギガHz対応の中継コネクタ
ヨコオは、カタログ通信販売で提供する高周波検査治具「中継シリーズ」に、対応周波数の上限を大幅に高めた新製品(65ギガヘルツ 対応中継コネクタ)を開発、品ぞろえを拡充した。
ミリ波帯機器のRF基板測定は、基板へのコネクタのハンダ付け技量が測定に大きく影響するうえ、測定のつどコネクタを交換するため、検査コストの問題があった。ウエハー検査用プローブでの測定も手軽ではなかった。
同社は今回、ミリ波帯でも技量に左右されず良好な測定結果が得られる接触子を開発、これを組み込んだ製品を中継コネクタにラインアップした。接触子は微細精密加工技術により基板接触部形状を最適化した。
開発したのは(1)プローブコネクタ「PC―V」(RF基板端部の信号線への接続中継コネクタ)と(2)プローブコネクタ(スライドレール付き)「PC―V―SR」(同)。
PC―Vは、既発売の18ギガヘルツ 品の操作性を維持しつつ、新開発接触端子採用により65ギガヘルツまで対応。繰り返し使用でも安定測定精度が得られ、低周波数帯ではリップル発生を解消。被測定基板の信号線構造は、マイクロストリップのほか、表面にGND層を持つコプレーナにも対応。
基板検査の際、基板の端部を同製品で挟み込むだけで、コネクタをハンダ付けすることなく基板の信号線と検査機器を同軸ケーブルで接続できる。複数製品を隣接ピッチ12.7ミリで並べて使用可能。対応周波数は65ギガヘルツまで。対応基板厚みは2.0ミリメートルまで。製品幅12.7ミリメートル。
PC―V―SRは、PC―Vに前後スライド可能なレールを取り付けたタイプ。複数のプローブコネクタを用いて多ポートの基板測定を行う際、各コネクタの同軸コネクタ芯線が互いに同一線上、または直交するように配置可能で、位置合わせが容易。信号線幅の細い基板に同軸コネクタ芯線を位置合わせする際、特に効果を発揮する。コネクタがスライドするため、被検査基板の設置作業が容易。
スライドレール上ではプローブコネクタを任意の場所で固定可能。レール同士を嵌合・組み合わせれば、基板の4辺で同軸コネクタ芯線を基板の辺にそれぞれ直角に設けることが容易。仕様はPC―Vと同様。
来年1月中旬配布の通販カタログに掲載する。
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