1.8型320ギガバイトのHDD「MK3233GSG」

　東芝は５日、低消費電力で耐衝撃性、耐振動性に優れ、１.８型の小型、軽量ＨＤＤとして業界最大の３２０ギガバイトを実現した「ＭＫ３２３３ＧＳＧ」など計３機種の量産を１２月から開始すると発表した。

　新商品は、垂直磁気記録方式の磁気ヘッドやディスクの磁性層を改良し、面記録密度を１.８型で業界最高の８０１メガビット／平方ミリ（５１６ギガｂｐｓｉ）に向上させ３２０ギガバイトを達成。

　シリアルＡＴＡインターフェイスや、５４００回転／分のスピンドルモーターに加え、１６メガバイトの大容量バッファメモリーを採用し、高速データ処理を実現した。また、線記録密度の向上により、従来機種（１.８型、２５０ギガバイト）と比べ内部転送レートを１５％向上した。

　今回、同商品のほか２５０ギガバイト、１６０ギガバイトの機種もそろえ、幅広いニーズに応えている。

　薄型、軽量のモバイルＰＣや、携帯用外付けＨＤＤなどへの搭載に最適。