091029_02
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
10月29日 |
091029_02 |
アナログ・デバイセズ |
ユニット |
電源・アンテナ・高周波部品 |
通信インフラ用 |
QEC回路内蔵の16ビット2チャンネルADCなど26品種
米アナログ・デバイセズ(ADI、日本法人=東京都港区、馬渡修社長)は、業界で初めてQEC(直交誤差補正)回路を内蔵した16ビット2チャンネルADコンバータ(ADC)4種など、低消費電力を特徴とする高速ADC26品種を発表した。26品種ともにサンプル出荷中で、量産は10年1月までに順次、開始する。
QEC回路内蔵2チャンネルADC「AD9269」は、20メガ、40メガ、65メガ、80メガサンプル/秒(SPS)の4種がそろう。I/Q信号受信器システムで発生する誤差を最小化するQEC回路を内蔵するほか、1チャンネル当たりの消費電力が80メガSPS品で93mWという低消費電力性能を特徴に持つ。競合製品に比べ、チャンネル当たり87%の電力を削減している。
パッケージは9ミリ角サイズの64ピンLFCSPを採用。1チャンネル当たりのフットプリントも競合品比48%縮小できる。
同社では「AD9269」以外にも低消費電力を特徴とする高速ADCのラインアップを強化。16、14、12、10ビットの各分解能で、20メガ、40メガ、65メガ、80メガSPSの各サンプリングレートに対応した1チャンネル品計16品種(いずれも5ミリ角サイズLFCSP採用・ピン互換)や、分解能16、14ビットでは、125メガ、105メガ、80メガSPSの各サンプリングレートに対応する1チャンネル品計6品種(いずれも7ミリ角サイズ48ピンLFCSP採用・ピン互換)を投入する。16ビット125メガSPS品(AD9265)の消費電力は370mWと競合品の約半分に抑えている。
なお同社では6月に、分解能10―16ビット、サンプリングレート20メガ―125メガSPSの領域で、今回の新製品26品種と同様に、大幅な低消費電力化を図った2チャンネル高速ADC(18種)の量産をスタートしている。
同社では、低消費電力高速ADC群をLTEなど向けの通信機器インフラのほか、ハイエンド画像処理機能を搭載する産業機器、計測機器分野などへの拡販を行う方針。
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