091002_08
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
10月2日 |
091002_08 |
パナソニックエナジー |
ユニット |
電源・アンテナ・高周波部品 |
一般民生用 |
18650サイズのリチウムイオン電池採用の1kW汎用電池モジュール
パナソニックエナジー社(野口直人社長)は1日、ノートPC用などで標準的に採用されている18650サイズのリチウムイオン電池を用いた1.5kWタイプの汎用電池モジュールを開発したと発表した。CEATEC JAPAN2009に参考出品する。
最近注目を集めている太陽光発電用蓄電システムやEV(電気自動車)向けのリチウムイオン電池モジュールは、それぞれの用途に適した大型セルを使用する専用システムを中心に開発が進められているが、コストや安全性、量産性などの面で課題が多い。
そこで同社は、世界で最も大量に生産されていて、これらの課題がクリアされているセルサイズ18650(直径18×高さ65ミリの円筒形)を140個(20並列×7直列)組み合わせ、多用途に使用できるモジュールを開発した。
このモジュール単体は体積約7リットル、重量約8キログラム。同社独自の高容量ニッケル系リチウムイオンセルを使用することにより、25.2V/58Ah(1.5kWh)という高容量を実現する。
2年以内の商品化を目指しており、同モジュールを数個組み合わせた家庭用蓄電システムが応用商品第1号になる見通し。モジュール価格は、量産が進めば5万円以下にしたいとしている。
野口社長は「ニッケル系正極採用による高エネルギー密度と高充放電特性と独自の安全設計、そして大型セル使用のモジュールに比べて半分以下になる見通しのコストを武器に、提案活動を行っていく」と語った。 |