大型液晶パネルのバックライト向けLEDドライバーIC

　シャープは、ＬＥＤ１２０灯に対応した大型液晶パネル用ＬＥＤバックライト向けＬＥＤドライバーＩＣを開発した。

　 回路技術と製造技術の最適化により、トランジスタをコンパクトにし、最大１０チャンネルまでの制御が可能となった。１チャンネルあたりＬＥＤ１２灯を直列に接続し、同社従来品の１.２５倍となるＬＥＤ１２０灯の駆動を実現した。

　 バックライトに使用するドライバーＩＣの数を同社従来品の約２割削減できる。

　 １０月１日からサンプル出荷を開始し、１０月３０日に月産６０万個で量産に入る。サンプル価格２５０円。

　 チャンネルごとにＬＥＤの明るさを調整するローカルディミングに対応し、液晶表示のコントラストを向上、省エネへの貢献ができる。

　 データ信号の配線を少なくできるカスケード接続に対応し、ＬＥＤドライバーＩＣを多数使用する大型テレビ用バックライトの設計の効率化が図れる。

　 入力電圧範囲３.０―３.６Ｖ、出力電流１５―７０ｍＡ/ｃｈ、最大出力電圧４５Ｖ、スイッチング発振周波数最大１.５メガヘルツ　、動作温度マイナス３０―プラス８５度Ｃ、パッケージサイズ７.２×７.２×０.９ミリ。