携帯機器向け１セル用リチウムイオン２次電池保護IC「MM3438」

　ミツミ電機は、１セル用リチウムイオン２次電池保護ＩＣ「ＭＭ３４３８」を開発、１１月から量産を開始する。

　北海道・千歳事業所で月産１００万個を予定。サンプル価格は５０円。

　新製品は過電流検出を外付けセンス抵抗で検出することで、高低温環境において、より高精度な過電流検出を実現した。パッケージは、小型のＳＳＯＮ―６Ｊ（１.４０×１.４０×０.５５ミリメートル）を採用、実装面積を低減する。

　過充電検出電圧精度はプラスマイナス２０ｍＶ。放電過電流／充電過電流検出電圧精度プラスマイナス１０ｍＶ。

　電池パックに対してはさらなる安全性が求められている。同社は今後、これらの市場要求に応え、温度監視機能、検出電圧の高精度化などのラインアップの充実や実装面積の小型化を推進し、提案していく。

　主な用途は、携帯電話用電池パック、デジカメ用電池パック、ポータブルオーディオ用電池パック。