090814_04
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
8月14日 |
090814_04 |
DSMエンジニアリングプラスチックス |
電子材料 |
電子材料 |
一般産業用 |
CO2排出量ゼロの植物由来の高性能エンプラ「エコパックス」
オランダの機能性材料メーカー、DSMエンジニアリングプラスチックスは、次世代新ポリマーとして、二酸化炭素排出量がゼロの植物由来の高性能エンジニアリングプラスチック「エコパックス」を商品化する。
新素材は、ポリアミド(PA)410をベースに開発された。PA410は「長鎖ポリアミド」で、長鎖ポリアミドが持つ低吸湿性などの特性に加え、高融点(バイオ樹脂の中で最高)、高晶析率(ポリアミド66やスタニール・ポリアミド46などのエンジニアリングプラスチックと同等レベル)などの特性を組み合わせたもの。これらの特性により、ハイテク用途に適しているという。
エコパックスは植物由来のグリーン素材であり、同ポリマーの約70%は再生可能な資源であるヒマシ油(キャスター・オイル)由来の原料からなる。ヒマシ油は独特な天然材料で、熱帯地方で育つトウゴマと呼ばれる植物から得られる。この植物は比較的やせた土壌で育ち、その生産によって地域の自然環境を阻害することがない。
エコパックスは、優れた機械的性質を持ち、約250度Cの高融点と高い晶析率の組み合わせにより高い生産性を可能とする。
低吸湿性で優れた耐化学性および耐加水分解性を有しているため、自動車や電気製品など要求に厳しい様々な市場での応用に適している。
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