090811_02
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
8月11日 |
090811_02 |
アナログ・デバイセズ |
ユニット |
電源・アンテナ・高周波部品 |
一般産業用 |
低オン抵抗の出力3A降圧型DC-DCコンバータ「ADP2118」
米Analog Devices(ADI、アナログ・デバイセズ)は、集積パワーマネジメント・スイッチング・レギュレータ製品群の新製品として「ADP2118」を発表した。
同製品は3A出力同期整流降圧型DC―DCコンバータで、低オン抵抗のスイッチングFET(電界効果トランジスタ)を内蔵することで、高効率を実現。また、位相補償回路内蔵、パワーグリッド、高精度イネーブル、トラッキング、同期機能を統合しているため、ポイントオブロード(PoL)電源システムの設計を簡素化する。
A/Dコンバータ、D/Aコンバータ、高精度アンプ、DSPやFPGAなどの高精度サブミクロンICをシグナルチェーンに含む医用機器、通信インフラ機器などの幅広い用途において、高性能シグナルチェーンの負荷をサポートするよう設計されている。
電流モード固定周波数PWM(パルス幅変調)アーキテクチャをベースとしており、すぐれた安定性と過渡応答性能を提供、最高96%の高電力変換効率で動作する。軽い負荷の状態では、スイッチングロスを低減するためPFM(パルス周波数変調)で動作するよう設定することが可能だ。
一つのシステムで複数の「ADP2118」レギュレータを使用する場合は、パワーグッド(電源オン/オフ時にシステムに電圧を突然かけたり切ったりせず事前に信号を出す機能)、イネーブル、トラッキング機能を使用して、シンプルで信頼性の高いスタートアップ・シーケンスを実装できる。
同レギュレータはコンバータ間のビート周波数や、オーディオシステムのノイズの発生を除去しながら同期させることが可能。180度で位相をずらすことができるため、入力リップル電流を低減し、小型の入力キャパシタを使用できる。600キロヘルツまたは1.2メガヘルツの固定スイッチング周波数を特徴とし、2.3Vから5.5Vの広い電圧範囲で動作。
同製品は現在、4×4ミリ16ピンLFCSPパッケージに実装され量産出荷中。単価は1千個ロット時で1.9ドル。
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