防爆と機械安全用セーフティリレーバリア／リレー／ソケット

　ＩＤＥＣは、防爆安全と機械安全を同時に実現したセーフティリレーバリアと、強制ガイド式リレー・同リレー専用ソケットを８月７日に発売する。

　セーフティリレーバリアは、国内防爆検定最高レベルの（Ｅｘｉａ）�UＣ（ＴＩＩＳ検定）に合格。機械安全規格ＩＳＯ１３８４９―１カテゴリ４／パフォーマンスレベルｅ（ＰＬｅ　ＴＵＶ―Ｒ認定）認証も取得し、防爆安全と機械安全の両方を業界で初めて確保したＥＢ３Ｎ形セーフティリレーバリア。

　これまでできなかった爆発性雰囲気内で非常停止用押ボタンスイッチや安全スイッチなどの安全入力機器をＥＢ３Ｎ形に接続して防爆安全と機械安全の両方の安全システムを構築できる。

　安全リレーモジュール、セーフティコントローラなどの安全制御機器と組み合わせて危険個所と非危険個所の両方の安全システムを構築することもできる。

　すべての爆発危険場所、すべての可燃性ガス、蒸気の雰囲気で使用可能。安全入力１系統（２チャンネル）、安全出力２ＮＯ、応答時間２０ミリ秒。

　価格はオートリセット／モニターなし（２チャンネル）、マニュアルリセット／モニターなし（２チャンネル）で各５万5000円と、機械安全対応でない従来品に比べ約３倍に抑え、オートリセット／モニター付き（５チャンネル）、マニュアルリセット／モニター付き（５チャンネル）で各７万円と、従来品の約２倍に抑えた。３年後年間１５００台の販売を見込んでいる。

　強制ガイド式リレー・同リレー専用ソケットは、同社として新規参入品。強制ガイド式リレーＲＦ１Ｖ形は、国際規格ＥＮ５０２０５ＴｙｐｅＡ（ＴＵＶ認証）の安全規格に適合。ＵＬ／ｃ―ＵＬ認証も取得。すべての接点は接極子に連結されたガイドにより強制的に開閉。外形寸法１３×４０×２４ミリの４極タイプ（２ａ２ｂ、３ａ１ｂ）と、１３×５０×２４ミリの６極タイプ（４ａ２ｂ、５ａ１ｂ、３ａ３ｂ）の５品種を品揃えした。

　応答時間８ミリ秒以下。誤動作耐衝撃２００ｍ／Ｓ以上の高い耐衝撃性能を持つ。視認性に優れた動作表示ＬＥＤ内蔵タイプも揃えた。

　ＲＦ１Ｖ形強制ガイド式リレー専用ソケットとして、フィンガープロテクト構造のＤＩＮレール用ソケットと基板搭載対応のプリント基板用ソケットを取り揃えた。ＶＤＥ、ＵＬ／ｃ―ＵＬ認証品。ともにオムロンの強制ガイド式リレーとピンコンパチ。

　接点定格６Ａ２５０ＶＡＣ、６Ａ３０ＶＤＣ、コイル定格電圧ＤＣ１２Ｖ、ＤＣ２４Ｖ、ＤＣ４８Ｖ。消費電力４極タイプ０.３６Ｗ、６極タイプ０.５Ｗ。

　価格は４極タイプ１２５０円―１３００円／ＬＥＤ付き１３５０円―１４００円、６極タイプ１３５０円―１４００円／ＬＥＤ付き１５００円―１６００円。ＤＩＮレール用ソケット１１２０円―１２５０円、プリント基板用ソケット３９０円―４３０円。

　初年度ＲＦ１Ｖシリーズ全体で年間８万個の販売を見込んでいる。