090630_06
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
6月30日 |
090630_06 |
アルテラ |
半導体集積回路 |
セミカスタムIC |
一般産業用 |
20万ロジックエレメント集積の低消費電力FPGA「CycloneVLS」
米アルテラ(ジョン・ディナCEO)は29日(現地時間)、最大20万ロジックエレメント(LE)を集積、情報セキュリティ機能を強化しながら低消費電力を維持するFPGA「CycloneVLS」の出荷開始を発表した。スタティック消費電力は0.25W未満。消費電力や基板面積に制約される次世代ソフトウエア無線(SDR)、産業機器、軍用機器などの厳しい市場ニーズに対応する。
Cycloneシリーズは、低消費電力で低コスト、高集積を特徴としたFPGA(フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ)デバイス。CycloneVLSは、Vタイプの拡張版で「LS」は“ローパワー・セキュア”を意味する。
「アンチ・タンパー(不正操作防止)」、「デザイン・セキュリティ(設計データ保護)」、「デザイン・セパレーション」など包括的な情報セキュリティ機能をセットした。アンチ・ダンパー機能には機密情報を保護するためのJTAGポート保護、不正操作監視、CRC(サイクリカル・リダンダンシー=冗長性=・チェック)を含む。設計データのセキュリティでは業界標準のAES256ビット暗号キー機能を備える。SWAP要件(サイズ、重量、消費電力)が非常に重視される場合でもデザイン・セパレーション機能においてロジック、配線、I/Oバンクを分離することで、高信頼度や機能安全が要求されるアプリケ―ションを1チップで実現した。
7万―20万LEの集積度をはじめ最大8.2メガビットのエンベデッド・メモリー、最大396個のエンベデッド・マルチプライヤなど、多様な機能をセットしている。
CycloneVLSタイプでは従来のVタイプの設計プロセス65ナノメートルに対し、初めて60ナノメートルを採用した。ファウンドリは台湾のTSMC。
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