090630_04
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
6月30日 |
090630_04 |
石塚電子 |
半導体素子 |
ディスクリート |
一般民生用 |
LED用電源向け定電流ダイオードSMDタイプ「Sシリーズ」
石塚電子は、LED用電源向けに定電流ダイオード(CRD)の拡販を本格化する。LEDは省エネ化推進を背景に、照明、表示器、街路灯など、普及が加速している。同社では広い電圧範囲にわたって、電流を一定に供給するCRDを手掛けており、単品での販売に加え、今後LED点灯の回路モジュールとして積極的に提案、一大事業に育成していく方針。
CRDは、1V以下の低電圧から100Vの高電圧まで幅広い電圧範囲で、電圧変動、負荷抵抗の変化、リップル電圧などにかかわることなく一定の電流を供給することができる。
単一のCRDで定電流回路を実現できるため、低コスト化、実装スペースの削減が可能。しかも並列接続によって、電流を拡大できる。
これまでのアキシャルおよびラジアルのテーピングが可能なリードタイプ「Eシリーズ」に加え、新たにSMDタイプ「Sシリーズ」をラインアップしている。
同シリーズは、3.5×1.6×0.7ミリメートルサイズ。定格電力が500mW。最高使用電圧は100V。電流は0.1―18mAをカバーする。動作温度は150度Cまで対応。
LEDを点灯するためにはスイッチング電源を使うのが一般的だが、CRDを使用したドロッパー電源の場合は、部品点数が少なくて済み、電源を低コストで小型、薄型、軽量化できるという大きなメリットがある。
既にCRDは千葉工場で量産しているが、CRD単品での供給だけでなく、カスタムで点灯モジュールとして設計、製造する体制を整備した。しかもパワーサーミスタやバリスタなども手掛けており、こうした自社部品もモジュールへの組込みが可能。
同社では、ユーザーにおけるLED照明の生産をCRDからモジュールといった視点で柔軟にサポートしていく。
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