090630_01
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
6月30日 |
090630_01 |
ニチコン |
受動部品 |
コンデンサ |
一般産業用 |
電源回路用リードタイプ防煙型アルミ電解コンデンサ
ニチコンは29日、世界初の防煙型アルミ電解コンデンサを開発した、と発表した。
アルミ電解コンデンサ内部にガス化した電解液を吸収する吸収材を設ける独自の防煙構造を採用し、防煙型のアルミ電解コンデンサを業界に先駆けて商品化できた。
これにより、仕様、規格を超える温度、電圧、リプル電流などでアルミ電解コンデンサの圧力弁が作動しても、ガス化したアルミ電解コンデンサの電解液が製品外部に放出されることがない。従来品では製品外部に放出されたガス化した電解液が発火による煙やニオイと誤認されることがあり防煙型のアルミ電解コンデンサが求められていた。
電子部品商社・電子機器メーカーの加賀コンポーネント、ガス化した電解液を吸収する吸収材メーカーの協力を得て商品化した。
防煙型アルミ電解コンデンサの要望が強い電源回路用リードタイプから供給を開始する。まず、主力のφ10×20Lミリ―φ18×40Lミリ(定格電圧範囲6・3―450V、静電容量範囲6・8―6800μF、寿命105度C5千―1万時間)を商品化し、9月にサンプル出荷を始め、ニチコン大野(福井県大野市)で10月から月産能力500万個で量産に入る。サンプル価格150円/個から。
今回、開発に協力した加賀コンポーネントは、電源回路用アルミ電解コンデンサとして単品販売する一方、自社のLED照明機器の電源回路に採用していく。
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