電波プロダクトニュース



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日付 メーカー名 製品分類 分類 用途
6月22日090622_01 三洋半導体 半導体集積回路 専用IC 移動体通信機器用

ワンセグ用液晶画質改善LSI「LC749402BG」


 三洋半導体(田端輝夫社長)は、ワンセグ特有の階調欠落を補正し、バックライト光量の自動制御機能も備え、小型液晶の画質改善の最適化をはかったLSI「LC749402BG」を開発、7月からサンプル出荷を開始する。月産10万個を計画。新製品はカーナビや携帯TVなどで美しいワンセグ放送機器の受信、低消費電力化に対応したもの。今後、さらに周辺部品の取り込みや倍速フレーム補完機能などの搭載を進め、顧客の使いやすさを追求し、環境に優しいLSIの提供を目指す。

 2011年7月の地上デジタル放送への完全移行に合わせ、ワンセグ放送も受信できる携帯機器の製品化が急速に増えている。しかしながらワンセグ放送は少ないデジタルデータ量(帯域)で画像が見られるような方式を採用しているため、機器(セット)側での画質改善が不可能。ワンセグ特有の諧調欠落が発生し、画質の粗さが課題となっている。

 新LSIはダイナミック補正、輪郭補正、色補正などの画質改善機能に加え、階調欠落の補正機能を1チップに内蔵。これにより12インチクラスの液晶画面でも、滑らかで自然に近い画像を見ることができる。同時に、独自開発の液晶バックライトの自動光量制御機能により、入力される映像ソースの輝度に応じて光量を0―100%まで自動的に制御、バックライト部の消費電力を約35%削減、バッテリ駆動時間を延長する。画質改善をメーンコントローラと液晶パネルの間に付加するだけで余計な負担をかけずに高画質化が実現した。さらに従来は外付けのタイミングコントローラも内蔵。

 LC749402BGは、三洋電機独自のTV画質をより向上させるIPコア「SDPiC」(三洋デジタル・ピクチャ・インプルーブメント・コア)をベースにしている。

 LC749402BGのサンプル価格は600円。


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