ノートPC向けモバイル・ブロードバンド・モジュール「F3307」

　スウェーデンの通信機器大手、エリクソンはこのほど、小型ノートＰＣ（ネットブック）向けに最適化されたモバイル・ブロードバンド・モジュール「Ｆ３３０７」＝写真＝を発表した。同製品は世界７５カ国の携帯電話事業者から事前認定を受けており、ネットブック・メーカーは迅速かつ簡単に、自社製品に無線接続性を統合できる。

　Ｆ３３０７は組込み型モジュールのため、ケーブルやドングルなどのほかの接続性ソリューションは不要となり、ユーザーはＨＳＰＡネットワークを介してインターネットに直接、接続することが可能となる。

　現在、エリクソンは米インテルと共同でＦ３３０７とインテルのネットブック用次世代技術「Ｐｉｎｅ　Ｔｒａｉｌ―Ｍ」との動作検証を行っている。

　エリクソンは、０９年から１４年までの間に販売されるネットブックは３億台以上、その大半がモバイル・ブロードバンド機能を搭載すると予想。

　また多くの通信事業者が既にモバイル・ブロードバンド機能を装備したノートＰＣを提供しており、１１年までにはネットブック製品の３０％以上が通信事業者を介して販売されるとみている。