LED電流を抑えた高感度半導体「PhotoMOSリレーHS」3品種

　パナソニック電工は、動作ＬＥＤ電流最大値を業界最小の０.５ｍＡまで抑えた高感度半導体リレー「ＰｈｏｔｏＭＯＳリレーＨＳ」の新製品として、小型「ＳＯＰ（４ｐｉｎ）」３品種（負荷電圧６０Ｖ／３５０Ｖ／４００Ｖ）を６月１日から発売する。

　新製品は、ＨＳタイプ従来品（ＤＩＰ６ｐｉｎ）に比べて体積約８０％削減の小型形状。機器の小型化や高密度実装に貢献する。

　近年需要が急速に高まっている住宅用火災警報器や緊急地震速報サービス対応機器を既存住宅に導入する場合、主に採用されるのは電気配線工事が不要の電池駆動方式。

　これらの製品は、電池の長寿命化を図るため、リレーなどの搭載電子部品にも低消費電力化が求められている。一方、新築住宅やビルの警報システムではＡＣ電源が主流だが、停電時の非常電源として付置される蓄電池の長寿命化を図るために同様の性能が要求される。

　ほかの市場でも、環境と省資源に配慮した設計の必要性や高性能化に伴う部品点数増により、部品１点当たりの消費電流低減、小型化の要望が高まっており、新製品はこうした需要動向に対応して開発された。