090424_02
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
4月24日 |
090424_02 |
マイクロチップテクノロジー |
半導体集積回路 |
マイコン・DSP |
一般産業用 |
スリープ電流20nAの低消費電力16/8ビットマイコン合計16機種
米マイクロチップテクノロジーは23日(現地時間)、スリープ電流を20nAという世界最小に抑えたマイコン(MPU)の開発を発表した。低消費電力化を特徴とする独自の「nanoWattXLP(eXtremeロー・パワー)テクノロジー」により実現。民生用から産業用まで、バッテリ駆動の幅広い機器への搭載が見込まれる。同日から量産出荷を開始した。同社は対象とする製品分野で強い日本市場に対するビジネス拡大に意欲的だ。
マイクロチップが開発した低消費電力のマイコンは、16ビットの「PIC24F16KA」(4機種)と8ビットの「PIC18F46J50」「PIC18F46J11」(各6機種)の合計16種類。
【省電力の3要素満足】
nanoXLPテクノロジーはスリープ時の消費電流20nAに加え、リアルタイムクロックの消費電流500nA、ウオッチドッグタイマーの消費電流400nAという3つの大きな強みを持つ。省電力アプリケーションにおいては少なくても一つは不可欠。今回の新製品はこれらの3要素をすべて備える。
この結果、バッテリ動作時間の延長はもちろん、バッテリ密閉型アプリケーションや環境アプリケーションの開発においても、この新製品の使用で少消費電力や少バッテリ交換で長時間動作が可能な製品を、より柔軟に設計が可能となる。
nanoWattXLPテクノロジーによるマイコンは先に8ビット品3機種を発表しており、今回の製品を加え、ファミリーとしては3タイプとなった。「Explorer開発ボード」用のプラグイン・モジュールも用意。
これにより、設計者はUSBやmTouchセンサーソリューションなどの周辺機能をオンチップに統合した広範な選択肢の中からシステムレベルの省電力化への移行に最適な製品を選択できる。
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