地上デジタル対応カーナビ用角型同軸コネクタ「TC-15シリーズ」

　ＳＭＫは２７日、地上デジタル放送対応カーナビ用に、角型同軸コネクタ「ＴＣ―１５シリーズ（７５Ωタイプ）」を開発、販売開始したと発表した。サンプル価格は５００円／セット（ケーブル除く）。生産能力は月産５０万個。

　同社はこれまで、ＥＴＣ車載器など車載用機器向けに、同シリーズの５０Ωタイプを販売してきたが、今回、レパートリを拡充し、カーナビやカーＴＶ向けに、地上デジタル放送対応が可能な、インピーダンス７５Ωタイプを開発したもの。

　レセプタクルとプラグの嵌合にメタルロックタイプを採用することにより、高い嵌合保持力を有している。コネクタ部のロック強度１００Ｎ以上、ケーブル引っ張り強度８８.３Ｎ以上。耐振動に強く、車載用機器向けに最適だ。

　レセプタクルはＳＭＴ対応のエッジマウントタイプで、基板高さ４・５ミリメートル、幅１２ミリメートル、奥行き１１ミリメートルの低背・小型。プラグの適合ケーブルは１.５Ｃ（外径φ３.０）。レセプタクルは、自動実装用としてエンボステーピングによる供給。ＲｏＨＳ指令適応品。

　主な仕様は、定格電圧電流ＡＣ２５０Ｖ　１Ａ。周波数範囲ＤＣ―８００メガヘルツ。公称インピーダンス７５Ω。電圧定在波比１.５以下。コネクタ嵌合ロック強度１００Ｎ以上。ケーブル引っ張り強度８８.３Ｎ以上。使用温度範囲マイナス４０度―プラス１０５度Ｃ（コネクタ部のみ）。