090324_01
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
3月24日 |
090324_01 |
TDK |
半導体素子 |
ディスクリート |
移動体通信機器用 |
ノイズフィルター機能付きBGA型チップバリスタ「AVF26BA12A400R201」
TDKは23日、ノイズフィルター機能が付いたBGA型チップバリスタ「AVF26BA12A400R201」を開発、10月から月産1000万個の生産能力で量産を開始すると発表した。サンプル価格は100円。
新製品は、携帯電話をはじめ、デジカメ、ビデオカメラ、携帯音楽プレヤーなどの携帯機器における静電気(ESD)対策として、ノイズフィルター機能を付加して開発したもの。
特に液晶ライン、キーボードスイッチなど10ライン以上の対策を施すために、30素子を1チップに入れ込み、10ラインのESD対策を可能にした。
しかも、サイズは2.6ミリメートル角×0.65ミリメートルと小型で、BGA仕様に設計したことで、同社従来製品の0603サイズチップバリスタとチップ抵抗器から構成されるESD対策の10ライン分に比べ、実装面積が約33%少スペース化できる。
バリスタ電極は12V。静電気容量は40ピコF(1メガヘルツ)。
携帯電話などの携帯機器でのESD対策は、小型で電極の極性がなく使いやすい、低コストなどの特徴を持つバリスタが従来のツエーナーダイオードを置換。現在では、0603サイズなどのチップバリスタが一般的に使用されている。
TDKでも既に豊富な実績を持っているが、数十ラインにおける効率的な対策を施すために、今回の新製品・BGAタイプを業界で初めて開発した。 |