090319_01
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
3月19日 |
090319_01 |
TDK |
電子材料 |
誘電体・絶縁体 |
移動体通信機器用 |
業界最高の透磁率となるノイズ対策用磁性シート「IRJ17」
TDKは18日、業界最高となる透磁率( ,μ)「180」を実現したノイズ対策用磁性シート「IRJ17」を開発したと発表した。今月から生産能力月間5万枚で量産を行う。サンプル価格は300×200×0.1ミリサイズシートで2500円。
ノイズ対策用磁性シートは、ノイズを吸収し熱エネルギーに変える軟磁性材料などを用いて製造。主に携帯電話やデジタルカメラなど電子機器で、不要なノイズの輻射を抑える目的で使用される。
新製品は、磁性体における磁力線(ノイズ)の吸収しやすさを示す「透磁率」で、同社従来製品比約1.7倍となる「180」を達成。
TDKが得意とする材料技術を生かし、独自の鉄合金系の軟磁性材料を開発するとともに、加工方法の改良で業界最高となる透磁率を実現した。なお、複素透磁率( ,μ)は「50」となっている。
超高透磁率の実現で、より薄いシートでのノイズ対策が可能になり、各種モバイル機器で使用しやすくなる。
推奨周波数帯は5メガヘルツ―3ギガヘルツで、低周波帯域でのノイズ抑制効果が高い点も特徴。広範なノイズ対策に使用でき、低周波帯での対策が必要とされる非接触充電システムなどでの利用も想定される。
難燃性についても、米国規格「UL94V―0」認証を取得した。使用温度範囲はマイナス40度―プラス85度Cとなっている。
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