産業用ＴＦＴ液晶モジュール「ＤＩＡＦＩＮＥ」、グラスボンディングタイプ3機種

　三菱電機は、ＴＦＴ液晶モジュール「ＤＩＡＦＩＮＥ」産業用の新製品として、保護ガラスを表示面全体に接着したグラスボンディングタイプ３機種（９.０型ＷＶＧＡ、１２.１型ＷＸＧＡ、１４.１型ＷＸＧＡ）を５月１日から発売する。

　外光反射率が小さく、明るい環境でも反射や映り込みが少ないので、視認性の良い屋外機器の製造が容易になる。

　同製品は、ＴＦＴ液晶モジュールの表示面全体に厚さ約３ミリの保護ガラスを樹脂で接着することで、外光反射率を従来の１０分の１程度まで低減。保護ガラスは管理された工場で接着し、ＴＦＴ液晶モジュールと一体化しているため、購入者側での組み立て工程を削減できる。さらに、保護ガラスとＴＦＴ液晶モジュール間の異物混入・曇り・汚れなどの不具合も解消できる。

　輝度は４００カンデラ／平方メートル以上、コントラスト比は６００対１以上。、動作保証温度範囲はマイナス２０―プラス７０と屋外機器への使用に必要な性能を確保している。

　サンプル価格は９.０型ＷＶＧＡが１０万円、１２.１型ＷＸＧＡが１２万円、１４.１型ＷＸＧＡが１４万円。