電波プロダクトニュース



090310_04
 
日付 メーカー名 製品分類 分類 用途
3月10日090310_04 ヨコオ 接続部品 コネクタ・プラグ・ジャック・ソケット 移動体通信機器用

携帯機器向け低背用表面実装タイプの「実装コイルコネクタ」





 ヨコオは9日、携帯電話をはじめとする移動体通信機器の小型・薄型化ニーズに応える低背用コネクタとして、表面実装タイプのコイルコネクタ「実装コイルコネクタ」を開発したと発表した。今月下旬からサンプル出荷を開始する予定。09年度には、月産100万個の生産を予定する。

  移動体通信機器市場では、高画質カメラの搭載、ワンセグ受信、楽曲・動画のダウンロード、電子マネー対応などの多機能化が進む一方で、機器の小型・軽量・薄型化も進んでおり、これらのニーズに対応したさらなる低背コネクタへの需要が顕在化している。

  同社は、こうしたニーズに対応し、スプリングコネクタ(SPC)では実現が難しい接点高さ1.5ミリメートル以下の低背用コネクタとして「コイルコネクタ」を販売してきた。

  このコイルコネクタは、独自の微細精密加工技術を駆使し、コイルスプリングの外径をずらしながら巻いてコンタクトを形成したもので、これまでは実装レスタイプ(ハンダレスのフローティング接続)の製品だけ、欧州大手携帯電話メーカーにマイクの信号線接続などの用途に採用されていた。

  今回の開発品は、低背用コネクタの拡充のため、従来のコイルコネクタに端子を設けるなどの改良を加え、表面実装が可能な「実装コイルコネクタ」を開発したもの。接点間ピッチは、2.5ミリメートルタイプおよび4ミリメートルタイプの2種類を品ぞろえしている。

  同製品を用いることで、基板間1ミリメートルの実装が可能になることから、薄型化が進む移動体通信機器におけるアンテナ接続やスピーカ接続用コネクタとして拡販を進める。

  実装コイルコネクタの特徴は(1)コイル部が密着巻のため、低接触抵抗(2)多接点構造による高信頼性(3)接点高さは基板面から接点位置まで1ミリメートル。

  主な仕様は、定格12V 0.5A。接触抵抗100mΩ Max。バネ圧0.7Nプラスマイナス0.2N(基板から1ミリメートルまで押し込み時)。接触抵抗200mΩ Max(動作回数100回)。

  実装コイルコネクタの生産は中国工場・東莞友華電子(東莞市)で、09年度は月産100万個を計画する。


| 全新製品情報 | 一般電子部品:製品別リスト |
|
電子デバイス:製品別リスト | 電子デバイス:用途別リスト|
|
ホームページへ戻る | 次データへ |