同期整流降圧DC-DCコンバータとLDOレギュレータ1パッケージ化の「XCM519」

　トレックス・セミコンダクター（藤阪知之社長）は、ドライバー・トランジスタ内蔵６００ｍＡ同期整流降圧ＤＣ―ＤＣコンバータと低入力動作対応電圧レギュレータを１パッケージ化した「ＸＣＭ５１９」シリーズの販売を開始した。サンプル価格は３００円から。

　 新製品は、ＤＣ―ＤＣコンバータの後段と低入力動作対応電圧レギュレータを直列接続することで、高効率で低ノイズの低出力電圧供給を可能にするマルチ実装ＩＣ。

　 ２チャンネル出力が可能なことから、降圧ＤＣ―ＤＣを二つ使用するのに比べ、使用するコイルが一つのため、周辺部品の削減と省スペース化に貢献する。

　 動作電圧は２.７―６.０Ｖ。内蔵オシレータは１.２メガヘルツ、３.０メガヘルツからアプリケーションに合わせて選択できる。動作モードもＰＷＭ制御、またはＰＷＭ/ＰＦＭ自動切り替え制御の選択が可能だ。

　 ＤＣ―ＤＣコンバータ部とＬＤＯレギュレータ部は、パッケージ内部で完全に独立、ＤＣ―ＤＣコンバータのノイズがＬＤＯレギュレータに及ぼす影響を最小限に抑えている。

　 パッケージは、超小型表面実装のＵＳＰ―１２Ｂ０１（２.８×２.３×０.６ミリメートル）を使用している。