顧客の手元で電源制御ができるPMIC「DA9052」

　独ダイアログ・セミコンダクターは、顧客の手元で電源制御ができる柔軟性に富んだＩＣ（ＰＭＩＣ）「ＤＡ９０５２」を開発、年内に順次、評価ボードなど関連製品とともに出荷する。サンプル価格は３ドル８０セント。

　ＤＡ９０５２は、最大１４個の電源供給ブロック、１６個のＧＰＩＯ、さらに他のシステム機能ブロックを持ち、ホストプロセッサの消費電力のオーバーヘッドを低減するための様々なモードに適応する。

　ＰＭＩＣに内蔵された高いレベルのシステム・ウェークアップ／モード・コントロールが、設計工数を短縮するとともに、評価済みのＰＭＩＣプラットフォームを使用し、早い段階からソフトウエアやアプリケーションの開発に着手できる。これにより、システムの複雑性を軽減する。

　主な販売対象は、パーソナル・メディアプレヤー、スマートフォン・ハンドセット、パーソナルナビなどの携帯民生機器分野。

　ダイアログ社は、パワーマネジメント技術に特化したミックスド・シグナル半導体のファブレスメーカー。パワーマネジメント＆オーディオ、オートモーティブ＆インダストリアルおよびディスプレイテクノロジーの３グループにより事業を展開している。

　国内の販売代理店はトーメンエレクトロニクス。