MIL-STD-348Aに準拠した小型同軸コネクタSMPM

　日本圧着端子製造は、ＭＩＬ―ＳＴＤ―３４８Ａに準拠した小型同軸コネクタＳＭＰＭを開発した。

　開発品は、マルチソース・アグリーメント（４０ギガｂｐｓ光デバイスに関する業界標準仕様。略称＝ＸＬＭＤ―ＭＳＡ）準拠機器の高周波電気インターフェイスに使用できる。

　第１弾として、ケーブル用ストレートジャック、ライトアングルジャック、表面実装リセプタクル高低２種およびコネクタ付きケーブルの提供を開始。今後、シリーズ化に向けて提供品種を拡大する予定だ。

　ＳＭＰＭコネクタはＤＣ―６５ギガヘルツに対応し、プッシュオンロックと専用取外工具で容易に取り扱える。

　コネクタ付きケーブルは、差動伝送用途に位相合わせや、フォーミングに対応する。適用ケーブルは１・１９ミリセミフレキシケーブル、またはセミリジッドケーブル。

　近年、インターネット上のトラフィックが急増し、基幹回線の伝送容量拡充が急迫している。基幹回線系は、現在の１０ギガｂｐｓから４０ギガｂｐｓへの移行が進むとみられる。通信用光半導体メーカー６社は、４０ギガｂｐｓの送受信に用いる光デバイスの共通仕様（ＸＬＭＤ―ＭＳＡ）を０８年２月から公開している。