電波プロダクトニュース



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2月16日090216_07 サムスン電子 半導体集積回路 メモリー パソコン・OA機器・LAN用

線幅50ナノ技術採用で世界最速のグラフィックスメモリー「GDDR5」


 【ソウル支局】韓国のサムスン電子はこのほど、線幅50ナノメートル級のプロセス技術を使用したグラフィックスメモリー「GDDR(グラフィックス・ダブル・データ・レート)5」の量産を開始したと発表した。世界最速、最高性能のGDDR5の投入で、PCやグラフィックスカード、ゲーム機器での高性能メモリーに対する需要の伸びに対応するという。

 サムスンのGDDR5は、最大毎秒7.0ギガビットのデータ伝送速度をサポート。

 これまで最高速とされてきたGDDR4の毎秒12.8ギガバイトの帯域幅の2倍以上、最大毎秒28ギガバイトの帯域幅で3D画像を表示。1.5ギガバイトのDVD映画19本を1秒間で処理でき、ブルーレイやフルHDなど最新のデータフォーマットをサポートする。

 ストローブ/クロックでデータや画像を処理するGDDR4と異なり、フリーランクロックで動作するため高速処理が実現。50ナノメートル技術を採用することで、60ナノメートルクラスの技術を使用した場合に比べ、100%以上の生産効率向上を達成したという。動作電圧は1.3V。GDDR4の動作電圧1.8Vと比較すると、消費電力を20%低減できる。

 現在、同メモリーは32メガビット×32デバイス構成と、64メガビット×16デバイス構成で提供。サムスンは、2009年にはグラフィックスメモリー市場の20%をGDDR5が占めると予想。09年中に、自社のグラフィックスメモリー製品の生産に50ナノメートル技術を適用する計画だ。


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