090115_02
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
1月15日 |
090115_02 |
三菱電機 |
半導体素子 |
ディスクリート |
通信インフラ用 |
VSAT受信システムなど向けKa帯プラスチックパッケージのGaAsのHEMT
三菱電機は、18ギガ―20ギガヘルツ帯DBS(衛星放送)やVSAT(超小型衛星通信地球局)受信システムの低雑音増幅器などに用いるKa帯プラスチックパッケージ低雑音GaAs(ガリウムヒ素)HEMT「MGF4963BL」を2月25日から発売する。
サンプル価格は50円。月産100万個を計画している。
衛星放送受信システムには、衛星から送られてきた20ギガヘルツ帯の電波を1ギガヘルツ帯近辺の中間周波数に変換して受信機に送出する受信コンバータがアンテナに内蔵されており、HEMTは、この受信コンバータの中の低雑音増幅器などに用いられている。
中でも高い低雑音特性が要求される低雑音増幅器の初段に用いるHEMTは現在、高性能ながら高価なセラミックパッケージが主流だが、HDTVをコンテンツとするDBSのサービスエリア拡大に伴い、高性能で安価なHEMTが求められている。
今回の新製品では、パッケージ構造およびチップ構造を20ギガヘルツ帯に合わせた最適化でセラミックパッケージより安価なプラスチックパッケージで、増幅器の初段と後段の両方に使用可能な業界トップレベルの低雑音特性と高利得特性を実現した。標準タイプのマイクロXパッケージの採用により、開発効率も向上する。
▽Ka帯=ダウンリング
▽HEMT=高電子移動度トランジスタ。通常のトランジスタより、低雑音特性に優れる。
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