3.4x1.7x1ミリサイズのリアルタイムクロックモジュール「RX-4571BD/8571BD」2機種

　エプソントヨコムは、リアルタイムクロックモジュールとして世界最小サイズ（３・４×１・７×１・０ミリメートル）となる「ＲＸ―４５７１ＢＤ／ＲＸ―８５７１ＢＤ」を開発した。

　従来製品（ＬＣパッケージ）と比べ、面積は約４３％、体積は約５２％削減し、電子機器の小型化、高機能化に貢献する。

　サンプル価格は１１００円／個で、サンプル対応はＲＸ―４５７１ＢＤが今月から、ＲＸ―８５７１ＢＤは０９年４月から開始する。

　「ＲＸ―４５７１ＢＤ」は３線式シリアルインターフェイスに、「ＲＸ―８５７１ＢＤ」はＩＩＣ―ＢＵＳに対応。「ＲＸ―４５７１ＢＤ／ＲＸ―８５７１ＢＤ」は、ＱＭＥＭＳ技術を用いて加工した超小型の水晶チップを搭載している。

　また、セラミックパッケージの振動子と発振用ＩＣをプラスチックモールドした同社独自技術のＮＰＯ（ニュー・プラットホーム・オシレータ）構造を応用した新構造の採用により、水晶振動子内蔵のリアルタイムクロックモジュールとして世界最小サイズを実現した。

　小型水晶振動子とリアルタイムクロックＩＣを別々に構成する場合に比べても、大幅な省面積を実現している。

　超小型サイズのパッケージに、水晶振動子と低電圧動作の時計・カレンダＩＣを搭載し、電子機器の時計・カレンダデータを低パワーで提供・管理する。

　待機時消費電流は「ＲＸ―４５７１ＢＤ」が０.３２マイクロＡ、「ＲＸ―８５７１ＢＤ」が０.２２マイクロＡ（それぞれ３Ｖ時）を実現した。