電波プロダクトニュース



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日付 メーカー名 製品分類 分類 用途
12月5日081205_02 ローム 半導体集積回路 汎用リニアIC 移動体通信機器用

携帯機器のLCDバックライト向け業界最小のLEDドライバーIC


 ロームは、携帯電話をはじめとする携帯機器のLCDバックライト向けに業界最小サイズのLEDドライバーICシリーズを開発し、量産を開始した。

 1.6―2.4型クラスLCD向け2/3灯用、2.0―2.8型クラスLCD向け3/4灯用、2.6―4型クラスLCD向け5/6灯用の3品種。業界初の1線制御による外部PWM調光機能、16段階疑似Logでの電流DAC制御機能をワンチップに搭載した。携帯電話LCD用LEDドライバーICで約20%ある世界シェアを、さらに引き上げる。

 3品種は、LEDドライバーICシリーズの中の単機能タイプ(パラレル接続)のラインアップ。いずれも、同社従来品と同じ0.6マイクロメートルBi―CMOSプロセスを採用しながら回路を全面的に見直し、システムアーキテクチャも変更して、素子数を削減しながら新機能を搭載している。これまでのQFNパッケージから、ウエハーレベルチップサイズパッケージ(WL―CSP)を採用し、業界最小サイズを実現した。

 同社従来品に比べ、LED点灯数2/3灯用(外形寸法1.5×1.8×0.55ミリ)で体積比84%減、面積比70%減、3/4灯用(1.85×1.85×0.55ミリ)で同79%減、同62%減、5/6灯用(2.0×2.0×0.55ミリ)で同86%減、同75%減に小型化した。

 いずれも×1、×1.5、×2の自動昇圧倍率の切り替えチャージポンプ式で、外付けコイルが不要。1線制御線で0.125―20mA、疑似Logカーブの16段階定電流ドライバーを制御するユニポート・インターフェイス・コントロール(UPIC)を用い、配線本数を低減した。

 1線制御で16段階の電流DAC制御とON/OFF単純制御の両制御ができるのは、ロームとして今回が初めて。

 2.0―2.8型クラスLCD向け3/4灯用、2.6―4型クラスLCD向け5/6灯用の2品種は、画像輝度に応じてγカーブを調整し、見た目を同じにしながらバックライト電流を削減するIBC機能と、外部PWM信号による輝度調整を行った場合のEMIノイズを抑えたCPWM機能も持つ。

 2/3灯用は、既に月産能力100万個で量産を開始している。3/4灯用も、11月から同100万個で量産に入った。5/6灯用は、09年5月から同50万個で量産を始める予定。前工程はローム浜松(静岡県)、後工程はローム福岡(福岡県)が担当している。


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