ライトコントロール対応のLED照明用電源モジュール4品種

　シャープは１日、業界初のライトコントロール対応ＬＥＤ照明用電源モジュールを開発し、今月からサンプル出荷を開始すると発表した。

　 環境に対する意識の高まりで長寿命、省エネのＬＥＤ照明への関心が強まる中、ＬＥＤ照明においても照明の明るさを調整できるライトコントローラの要望に応えた。

　 ＡＣのままＬＥＤを駆動する回路方式を採用。独自開発の制御回路を組み込み、店舗や一般家庭のリビングなどの既設のライトコントローラシステムを変更することなく、ＬＥＤ照明を調光できる。

　 これまでのライトコントローラは、ＡＣ（交流）をＤＣ（直流）に変換し、電力を制御して白熱電球などの明るさを調整していた。そのため、従来のＬＥＤ電源モジュールでは電力量が不足し、ＬＥＤ照明を十分に駆動させることができなかった。

　 ライトコントローラ対応ＬＥＤ照明用電源モジュールは、国内外で今後、大きな成長が期待されているＬＥＤ照明の普及を加速する好材料になるとみて、積極的に拡販していく。

　 入力電圧１００Ｖで出力電力３Ｗ品（出力電流５０ｍＡＭＡＸ）と同８Ｗ品（同１５０ｍＡＭＡＸ）を１２月４日からサンプル出荷を開始、０９年１月３０日から量産に入る。

　 入力電圧２２０Ｖで出力電力３Ｗ品（２５ｍＡＭＡＸ）と同８Ｗ品（７５ｍＡＭＡＸ）は１７日からサンプル出荷、０９年２月２７日に量産を始める。いずれもサンプル価格１千円/個。４品種合わせて月産３万５千台を予定。