電波プロダクトニュース



081128_02
 
日付 メーカー名 製品分類 分類 用途
11月28日081128_02 富士通マイクロエレクトロニクス 半導体集積回路 専用IC 通信インフラ用

MPEG-2とH.264の双方映像圧縮方式に対応、SDマルチデコーダLSI「MB86H01」


 富士通マイクロエレクトロニクス(FML、岡田晴基社長)は、MPEG―2とH・264の双方映像圧縮方式に対応したSD(標準画質)マルチデコーダLSI「MB86H01」シリーズを開発、12月1日からサンプル出荷を開始する。

 ロシア、東欧、中国の一部メディアなどのデジタル放送はDVB規格に準拠、SD放送ではMPEG―2方式が広く普及している一方、ロシアや東欧ではH・264方式の普及が見込まれている。

 また、中国のケーブル放送ではインタラクティブVOD(ビデオ・オン・デマンド)サービスにH・264方式の採用が進んでいる。

 同社はこれまで、DVB規格に準拠するMPEG―2SDデジタル放送対応デコーダのシステムLSIを「SmartMPEG」シリーズとして、欧州向けTVやSTB、ポータブル受信機などを中心に提供してきた。

 新製品は、TVやSTBなどでのSD放送受信に必要な機能を備え、デコーダ機能ではMPEG―2デコーダ2回路(MPEG―2デュアルデコーダ)と、H・264デコーダ1回路を搭載している。

 これにより、ツインチューナ対応パーソナルビデオレコーダへの対応や、二つの番組を同時に表示することができるピクチャー・イン・ピクチャ(PIP)を実現する。


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