次世代高速差動伝送対応の基板対ケーブル接続用コネクタ「DP1シリーズ」

　日本航空電子工業は、次世代高速差動伝送（Ｄｉｓｐｌａｙ　Ｐｏｒｔ１・１ａ）対応の基板対ケーブル接続用コネクタ「ＤＰ１シリーズ」を開発した。

　新製品は、ＶＧＡやＤＶＩ規格に代わるＰＣ、ノートＰＣの次世代フラットパネルインターフェイスとして、ＶＥＳＡで規格化されたＤｉｓｐｌａｙ　Ｐｏｒｔ１・１ａ規格適合の高速差動伝送対応基板対ケーブル接続用コネクタ。２０極で嵌合部コンタクトピッチ１.０ミリメートル（レセ側の実装時の基板結線部分は０.５ミリピッチＳＭＴ）。シールド効果に優れた金属シェル付き（シェルメッキはニッケル、スズ。コンタクトの金メッキ厚さ０.３マイクロメートル以上）。

　基板側レセはアングルＳＭＴ、アングルスルーホールに加え、リバースＳＭＴ、アングルＳＭＴを選択できる。基板側レセプタクルは、挿抜作業時のあおりに有効な強度を向上したタイプがある。

　基板側レセのアングルＳＭＴタイプは、実装時高さ６.５ミリメートル（最厚部６.６５ミリメートル）。基板側レセのスルーホールタイプの基板結線部分は、伝送に優れた３列のフットパターン。

　プラグ側はラッチ付きプラグハーネス、薄型のラッチなしハーネスを用意している。ラッチ付きは高さ１２.２ミリメートル。プラグ側はケーブルアセンブリをしたプラグハーネスで２メートルと３メートル。ケーブルアセンブリでＶＥＳＡ認証、コンプライアンステストに合格（２メートル）。

　既存のＶＧＡ、ＤＶＩを持つフラットパネルと接続互換のＤＰアダプタを開発中。適用市場はＰＣ、ノートＰＣ、フラットパネル・モニターなどとなっている。

　使用温度マイナス２０度―プラス８５度Ｃ。定格電流０.５Ａ／コンタクト。挿抜寿命１万回。対応ケーブルはツインナックスケーブル（ＡＷＧ＃３２／＃３０）。

　サンプル価格はレセプタクル２００円、プラグハーネス2000円（２メートル）。販売見込みは、月間２００万個としている。