081107_01
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
11月7日 |
081107_01 |
NECエレクトロニクス |
半導体集積回路 |
専用IC |
デジタル情報家電用 |
ぼやけた画像を鮮やかに再現する”1枚超解像技術”LSI「μPD9245GJ」
NECエレクトロニクス(中島俊雄社長)は6日、ぼやけた画像を鮮やかに再現する“1枚超解像技術”LSI「μPD9245GJ」を開発、12月からサンプル出荷を開始すると発表した。
2010年4月には、月産100万個体制を構築する。サンプル価格は3000円となっている。
新製品はHD(高精細)対応。フルHD、カラー10ビット版対応製品も09年第2四半期(4―6月)から量産、さらにデジタルAV機器用EMMAシリーズでも、1枚超解像技術を搭載した製品を09年度内に販売を予定している。
1枚超解像技術は、1枚の画像データの情報を解析・処理することで画像のぼやけを改善するもの。TVやDVDレコーダ/プレヤーは、同システムLSIを表示駆動用ICと画像処理LSIの間に接続するだけで低解像度の画像を高解像度のパネルで鮮明に表示するシステムを構築できる。
加えてデータ出力には、幅広く普及しているビデオのインターフェイスを採用しているため、既存のシステムへの組み込みが容易になるのも特徴。
「当社は、NEC研究所と共同で各種画像処理技術の製品化に取り組む。画像処理で求められる能力としては高速処理、拡大処理によるぼやけた画質の改善および組込み機器に適した小型化があり、1枚超解像技術はLSI開発の初期費用負担が少なく、特に組込み用途に最適。セットの商品価値アップに貢献できる」(第1SoC事業本部・金井徹郎副事業本部長)。
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