5チャンネル同時再生可能な組込みアプリ向けメロディ＆音声LSI「S1V30080」

　セイコーエプソンは、組込みアプリケーション用途向けにメロディ＆音声ＬＳＩ「Ｓ１Ｖ３００８０」を開発した。

　 新製品は、５オクターブのメロディを５チャンネル同時再生できるメロディシンセサイザ機能を搭載したＬＳＩ。２チャンネル再生が可能な音声用ＲＯＭ（約３０秒＝８キロヘルツ　サンプリング時、約１５秒＝１６キロヘルツ　サンプリング時）も搭載している。

　 メロディシンセサイザ機能と内蔵ＲＯＭからの読み出し機能は独立しているため、両音のミキシングも可能で、独立にボリューム設定ができる。
　 また、ホストレスでも動作可能なスタンドアローンモードをサポートしており、ホスト使用の際もほとんど制御コードを必要とせずに、メロディ＆音声再生を行うことができる。

　 さらにスタンドアローンモードに加え、クロック同期式シリアル、ＩＩＣインターフェイスもサポートしており、ホスト機器やマイクロコントローラと組み合わせたシステムを容易に構築することができる。

　 メロディ作成は、同社が提供する専用ツールを使用することで、容易にメロディの作成評価が可能だ。

　 家電や住宅設備、ＯＡなど音声ガイドを必要とするシステムに幅広く搭載できる。